キリル・ゲルシュタイン & 藤田真央 ピアノ・デュオ・リサイタル

- 開催日
- 2025年12月5日(金)
- 会場
- 愛知県芸術劇場コンサートホール
- 時間
- 18:45開演(18:00開場)
プログラム
- シューベルト
- 創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813 Op.35
- シューマン
- アンダンテと変奏曲 変ロ長調 Op.46
- ラヴェル
- ラ・ヴァルス
- ブゾーニ
- モーツァルトの「ピアノ協奏曲 第19番」の終曲による協奏的小二重奏曲
- ラフマニノフ
- 交響的舞曲 Op.45

キリル・ゲルシュタイン
ピアニスト、キリル・ゲルシュタインのレガシーは、ロシア、アメリカ、そして中央ヨーロッパの伝統と、飽くなき好奇心を融合させた音楽作りにある。これらの資質とオーケストラ、指揮者、器楽奏者、歌手や作曲家たちと築き上げた関係性が新旧両方の音楽のレパートリーへの探求を可能としている。バッハからアデスまで、ゲルシュタインの演奏は明快な表現、優れた洞察力と知性、巧みな技術、そしてエネルギッシュで想像力豊かな音楽性と存在感が、彼をトップの演奏家たらしめている。
ロシアのヴォロネジ生まれ。14歳で渡米し、史上最年少でバークリー音楽大学の学生となる。その後ドミトリー・バシキーロフとフェレンツ・ラドシュらに師事。第10回アルトゥール・ルービンシュタイン・コンクール優勝、2002年にはギルモア・ヤング・アーティスト・アワードを受賞。2010年には、エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントとギルモア・アーティスト・アワードの両方を受賞し、その賞金をもとに、ティモ・アンドレス、チック・コリア、アレクサンダー・ゲール、オリヴァー・ナッセン、ブラッド・メルドーらに新曲の委嘱もしている。これまでにべルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ボストン響、ニューヨーク・フィル、ロンドン交響楽団等、数々の著名な交響楽団と共演。ウィーンのコンツェルトハウスをはじめ、ウィーン楽友協会、ロンドンのウィグモア・ホール、ストックホルム・コンサートホールなど世界各地の権威あるホールでリサイタルを行っている。
丁寧にキュレーションされたキリル・ゲルシュタインのミリオス・クラシックスの最近の録音プロジェクトには、ボストン交響楽団とサカリ・オラモとの録音によるブゾーニの記念碑的なピアノ協奏曲や、ストーム・ラージと、ゲルシュタインの以前のメンターであるゲイリー・バートンが特別に参加した「ザ・ガーシュウィン・モーメント」、ニューヨーカー誌に2016年の注目盤に選出されたリストの「超絶技巧練習曲集」、そして「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」(1879年版)などがある。
また、音楽家にとって教育に携わることは不可欠と考え、2007年から2017年の間、シュトゥットガルト音楽大学でピアノ・クラスを指導した。2018年10月には、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でピアノの教授に就任。さらに、クロンベルク・アカデミーの新設の「サー・アンドラーシュ・シフ・パフォーマンス・プログラム・フォー・ヤング・アーティスツ」でも後進の指導にあたっている。

藤田真央
2017年、弱冠18歳で第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。
2019年チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、審査員や聴衆から熱狂的に支持され世界の注目を集めた。
自然体で奏でられる、繊細かつヴィルトゥオーゾを持ち合わせた唯一無二の美しい音色が高く評価され、次々と世界の檜舞台に招かれる。
ルツェルン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、エディンバラ国際音楽祭、ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ツィナンダリ音楽祭など主要な音楽祭へ定期的に出演。2024年8月、フルシャ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でBBCプロムスにデビュー。同年10月、アン・デア・ウィーン劇場リニューアル記念コンサートにウィーン交響楽団と出演。11月にはカーネギー・ホールにてホール主催のソロ・リサイタルで再登場。その他、プラハ、ミュンヘン、アムステルダム、ベルリン、ケルン、チューリッヒ、シカゴなどの欧米主要都市でソロ・リサイタルを行う。
また24/25シーズンはカメラータ・ザルツブルクとの欧州ツアーに参加し、フィンランド放送交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ワシントン・ナショナル管弦楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団などにデビューする。クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、アンドリス・ネルソンス、マレク・ヤノフスキ、セミヨン・ビシュコフ、ヴァシリー・ペトレンコ、ペトル・ポペルカといった指揮者たちからの信頼も厚い。
2021年11月、ソニークラシカル・インターナショナルと専属レコーディングのマルチアルバム契約を締結し、2022年10月には<モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲集>をリリース。このアルバムは、ドイツのクラシック音楽界で最も権威のある賞のひとつ、オーパス・クラシック賞2023にてYoung Artist of the Yearに選出。2024年9月に<72 Preludes ショパン/スクリャービン/矢代秋雄:24の前奏曲>をリリース。
一般発売 : 8月5日(火)10時~
チケット取扱い
- アイ・チケット
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