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光山雄一朗の気になったので聞いてみました~農業の現状①~

CBCアナウンサー光山が、世の中の気になったことを深堀りしてみるラジオのコーナー。
CBCラジオ「若狭敬一のスポ音」(土曜12:20~)内で放送中。

第6回は、『農業の現状』をお伝えします。

 

農業の現状を2つの方向から!

①農業全体のお話

②実際に最前線で働いている農家さんのお話

 

今日は、①農業全体のお話です!

 

 

 

 

 


まずは、今年の農業というのはどのような状況か?

農協協会JAなごやにお話伺いました!

 

農作物全体の傾向は・・・

例年ベースの生産量、だけど、コロナの影響で需要がガクンと減った。

出荷先が無く、行き場を失う農作物がたくさん出た。

そして、売り上げが落ち込んだ。

ということです。

(※すべての農家さんに当てはまるということではありません)

 

読み解くキーワードは、

【需要と供給】、【出荷先がどこか?】

 

 

【需要と供給】

生産量については、

作付計画といって前もって半年間・一年間、計画的に行っていく。

農作物の生産量は、例年と大きく変わりはない

 

ただ、ご存じの通り

この緊急事態宣言などから始まったコロナ禍で、

輸出も無くなり、外食・給食などの需要も減った。

外食や給食などに出していた肉、野菜、お米、農作物全般の需要が下がった

 

つまり、

作っている量は変わらないけど、需要は減った!

となると、

農作物がたくさん余るので、

スーパーなどに並べられる肉・野菜などの値段が下がっているというわけです。

 

消費者の我々にとってはありがたいと思うかもしれませんが、

農家さんにとっては、

単価が低いので、売り上げというのはそんなに伸びていない・・・

ということでした。

 

値段を下げても売れなくて余ってしまう農作物が存在して、

葉物野菜などすぐに消費をしなければならないものは、

行き場を失って廃棄されていくという流れが、

今年は今まで以上にあるということです!

 

 

【出荷先がどこか?】

どういうところに農作物を出荷しているか?!

によっても売り上げが変わってくるとのこと。

 

農家さんの収獲できる規模感によっては出荷先が変わってきます!

業務用出荷(大規模な農家さんは飲食チェーン店に向けて大量に作るところ)

市販用出荷(スーパーなどに向けて作るところ)

または、その両方への出荷と、出荷先は農家さんによって違いますが・・・

 

春先から

外食需要が下がり、時短営業なども要請されているという現状です。

 

チェーン店など業務用で出している農家さんは、

かなり影響を受けている傾向だとのことでした。

 

実際に業務用のお米の出荷は減っていて

6か月連続で業務用のお米の値段が下がり続けているそうです。

 

こういった農業全体のお話を伺うことが出来ました。

農協協会さんJAなごやさん。お話を聞かせて頂きありがとうございました。

 

 

明日は、

②実際に最前線で働いている農家さんのお話

についてお話します!

 

 

 

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