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今までの公演

#311 丸山智己 「同業者」

今回のゲストは丸山智己さん。お二人はお会いするのが初めてだそうだ。鶴瓶さんは丸山さんの舞台をかなり見ているらしく、丸山さんはスジナシ視聴者様らしい。そんなお二人はどんな即興ドラマを演じてくださるのであろうか。持ち道具には、『産婦人科の待合』という設定に相応しい持ち道具がずらりと並んでいる。その中には『福丸幸吉』『木村保』と名前が書かれた、写真つきのIDカードが。それを見た鶴瓶さんは大喜びだ。しかし、鶴瓶さんは「これは持たないほうがいいですよ。ドラマの内容が縛られちゃいますからね」と使用しない様子。スタート状況は、鶴瓶さんが板付き、丸山さんはフレームインだ。

丸山は診察室の方から待合に入ってくる。すると置いてあった雑誌を手に取り、鶴瓶の頭をパーンと叩く。丸山が「何寝てんのよ」と仕掛けると、鶴瓶は「どうやねん?」と聞く。丸山は「子供は産まれてるんだけど、まだ胎盤が出ていないのよ」と答える。二人は他人同士ではなさそうだ。

丸山は「で、どうすんの?」と切り出す。それを聞いた鶴瓶は「どうするって・・・俺の子やないやろ!!アンタの子やろ!!」と叫ぶと、どちらの子供かという二人の言い争いが始まる。必死に抵抗をする鶴瓶であったが、丸山は「誠意を見せなさいよ」と脅しかける。しかし鶴瓶は自分の子供でないという確信を持っていた。鶴瓶は「やったけど出してない!!」「わしのやつは死んでるわ!!」などと、次々に生々しい表現をする。耐えかねた丸山は「そんなリアルなこと言わなくていいんだよ!!」とつっこみ。

鶴瓶は、丸山がその女性と同棲していたことを知っている。そのことで少し押され気味の丸山であったが、ここで必殺のアイテムを出す。それは福丸幸吉のIDカード。丸山はちゃっかり持ち込んでいたのだ。丸山は「産婦人科の先生がこんなことしていいのかなー?今のネット社会は怖いよー。すぐ広まるからねー」と脅しを掛ける。

抵抗をする鶴瓶であったが、医者としての名声の為か遂に諦める。鶴瓶が「なんぼや?」と聞くと、丸山は「いくら出せる?」と嬉しそうに聞き返す。戸惑う鶴瓶を見て、丸山は「生まれた子が何gかで決めるのはどう?あの子が決めるんだからいいでしょ?万円で!!」と提案する。しかしそれでは、平均的に3000万円近い額になってしまう。戸惑う鶴瓶に対し、丸山は「あるでしょ?」と一押し。さすがに金額が金額なので、鶴瓶は「DNA鑑定しようや!!」と抵抗する。

すると鶴瓶は「ちょっと待っとけ!!」と言い放ち、一度フレームアウト。戻ってきた鶴瓶は少し高慢な態度になっている。ポケットに手を入れ、自信たっぷりの目で丸山を見つめる。何が起こったのであろうか。そして鶴瓶は「アンタそんな格好してるけど・・・」と言いながら、ポケットから何かを取り出す。それは『木村保』と書かれたIDカードだ。ドラマが始まる前には「使わない方がいいですよ!」と言ったのは鶴瓶自身である。しかし、追い込まれた状況を打開するには有効な策だ。IDカードを見せられた丸山は「うわっ!何これ!?怖っ!」と叫ぶが、続く言葉が出てこない。ここぞとばかりに鶴瓶は攻撃開始。鶴瓶は「アンタ、人のことばっかり言うとるけど同業者やないかい!どないすんねん!!」と逆に責めはじめる。ここで中井さんのOKコール。

入ってきた瞬間、丸山さんは鶴瓶さんを快音と共に叩いた。プレビュー中、鶴瓶さんは笑顔で「もう一度叩かれたかった!!叩かれたのメチャクチャ久しぶりやったわ!!」と口にした。丸山さんは「すみませんでした!!」と謝っていたが、鶴瓶さん自身はご満悦の様子。丸山さんはスジナシに大きな足跡を残した。

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