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今までの公演

#307 キムラ緑子 「GAME OVER」

今回のゲストはキムラ緑子さん。鶴瓶さんは「今まで来てなかったのがおかしいですよね」と、かなり親交が深いようだ。そんなお二人の即興ドラマで重大事件発生!?ドラマは鶴瓶さんが板付き、キムラさんがフレームインだ。

鶴瓶は半そで短パンの運動着で、公園のベンチの上で体操をしている。ランニング中に休憩している男性であろうか。その隣には、持ち道具の女性用のバッグが置いてある。鶴瓶のものではなさそうだ。キムラは入ってくると、しばらく無言。キムラは鶴瓶とは別のベンチに座り「いつも3列目で見てますよね?仕事してないんですか?」と仕掛ける。鶴瓶はなんのことか分からず「どういうことですか?」と聞く。キムラは「わたしの踊りですよ・・・気持ち悪いなーと思って」と答える。キムラはストリップ劇場で働く女性らしい。鶴瓶はそれを見に来る客だという。否定する鶴瓶であったが、キムラは「差し入れの金つば美味しく頂きました」と話を強引に進める。

鶴瓶は「ストリップ劇場なんて興味ないですよ」と必死に抵抗する。思い当たる節があるのか、落ち着かない様子である。鶴瓶はベンチに置いてあるバッグをあさりながら「それよりこのバッグは誰のかな?」と、話題を逸らそうとする。しかしキムラは、鶴瓶の話など聞いていない。キムラはいきなり「ここでいつも稽古してるんですよ」と踊り出す。鶴瓶は笑いを堪えベンチに座るが、キムラは攻めの手を緩めない。座っている鶴瓶の上に、不敵な笑みを浮かべながら急接近。鶴瓶は、その場から逃げ出そうとするように「このバッグ届けてきますわ」と立ち上がるが、キムラはバッグの事には全く触れず「仕事何してんの?」と勝手に話を進めていく。鶴瓶は「昔教師をしていましたけど、もう辞めました」と面倒くさそうに返答。鶴瓶は『教師がストリップ劇場に行っている』といういかがわしい行動にツッコミを入れて欲しかったようだが、それを聞いたキムラは「教師やめて走ってんの?」とつじつまの合わない質問をする。まるで会話のキャッチボールが成立しない。

鶴瓶は、作戦を切り替え「分かった!ヒロムや!」とヒロムに濡れ衣を着せようとするが、キムラは「さっきその格好で来とったやん」と冷静にツッコミ。鶴瓶は諦め「私が好きなのはリリーさんです」と、今度は開き直る。せめてキムラから話の焦点をずらそうという作戦であろうか。キムラは少しショックを受けたようだ。ようやく鶴瓶の言葉で話が少し展開した。ここぞとばかりに、鶴瓶は「帰ろうかなー」と逃げ出そうとするが、キムラは「おって!!」とまだ逃がしてはくれない。まだドラマを展開するつもりなのであろうか。鶴瓶が「何かあったん?」と聞くと、キムラは人探しをしていることが明らかにする。ドラマ終盤に差し掛かってまさかの急展開。ドラマの内容は、完全に路頭に迷ってしまった。

キムラは「昔一緒に歌をやってた人が・・・おらんくなった!」と適当に理由をつける。その人と鶴瓶の笑い方が似ているという強引な展開だ。まだ中井さんのOKコールはない。ここで鶴瓶は「俺も・・・アンタどっかで見たことある奴やなーって思ってたんや」と、やむを得ずキムラの話に乗る。するとキムラは「あんたヒデかー!久しぶりやな!私ずっとあんたのこと好きやったんやで!」と、持っていたタオルでビシビシと鶴瓶を叩きまくる。もはや鶴瓶は放心状態だ。鶴瓶はにやけたまま「好きにしてくれ」といった感じ。ここでようやく中井さんのOKコール。ドラマはキムラが一方的に展開して終了する形となった。

終わった途端、鶴瓶さんは「最悪やコイツ!人の話全然聞かへん!!」と逃げるように中井さんの元へ。スタジオ大爆笑の中、キムラさんは「ごめんなさいごめんなさい!」と顔を上げることができない。プレビュートークが始まると、キムラさんは顔を両手で隠し恥ずかしそうにしている。プレビューを見ながら、鶴瓶さんはやりたい放題のキムラさんにツッコミの連発だ。極めつけは、劇の終盤で人を探し始めたこと。鶴瓶さんは「何でこのタイミングで人探し始めんねん!」と爆笑を呼ぶ。すると今度は中井さんに対し「何でここで止めへんねん!お前どんだけ舞台見てんねん!」とツッコミ。鶴瓶さんは「こんなもんタイトルなしや!ゲームオーバーじゃ!」と言うと、「お疲れ様でしたー!!」と席を立ち上がった。中井さんとキムラさんは信じられない様子であったが、鶴瓶さんは「始まって以来や!」と叫びスタジオを後にした。しかしキムラさんとは本当に仲が良いようだ。スジナシで共演出来たことが嬉しそうに、笑顔でエレベーターに乗り楽屋に戻って行った。

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