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今までの公演

#278

 

三浦翔平 「死神代行人 ドクキュー」

今回は様々なドラマなどで活躍する、イケメン俳優三浦翔平さんがゲストで登場。鶴瓶さんも自前のネックレスを着用してくるなど対抗心を抱いているようである。劇の始まりはお二人とも外から入ってくる。

三浦は鈍くさそうにセットにぶつかり壊しながら入ってくる。確信犯かどうかは分からないが、「すみません、すみません。」と下っ端のように謝っている。バイトかと思った鶴瓶であったが、話しているとなにやら違うようだ。三浦は「上から助けてやれと言われた。」と言う。どういう意味か全く理解できない鶴瓶は説明を求める。

すると、三浦の口から「1時間後にアナタは死ぬんです。助けてあげれますけど、どっちでもいいですよ。」という言葉が。鶴瓶はまだ理解できない。信じようともしない。しかし、三浦が「霊界から来ました。」「一時間後に調理中にこぼしたオイルで滑って頭を打ち、死にます。」「死神代行人のドクキューといいます。」といったような具体的な話を出していくと、鶴瓶はだんだん不安になってきた。「だったらそうならないように、その場所を避けたらいい!!」とバナナを食べて心を落ち着かせながら強がってみる。バナナの皮を投げ捨て、三浦に八つ当たりをする。実は鶴瓶は、自分の死因であるオイルを芝居中に探していたが・・・見つけることが出来なかった。これは、「オイルがない代わりにバナナで滑ろう」という鶴瓶の策であった。

そのとき三浦の口から驚きの言葉が・・。「あ、すみません死因間違えてました。今食べたバナナ・・・毒入ってますね。」実は鶴瓶の他に今日死ぬ予定の人物がいて、その人と鶴瓶の死因を間違えていたという・・・。転んで死ぬのは別の人。本当の死因は転倒ではなく毒であった。バナナの皮で転ぼうとした鶴瓶の策に全く気づかず、新たに話を展開する。

そこに三浦は「このバナナ食べたら大丈夫です。」と違うバナナを差し出す。このバナナには解毒作用があるのだ。急いで食べようとした鶴瓶は、足元に投げ捨てた毒入りバナナの皮に滑ってしまう。もはや心身共にボロボロだ。「バナナでスベって死んでまうわ!!」と、まるで自分の策を伝えるかのように叫び、終幕。

満身創痍の演技であった鶴瓶さんに対し、爽やかに演じ切った三浦さんは、終始鶴瓶さんを手玉に取っていた。表情には余裕が満ち溢れていた。

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