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星のカービィ  
| 第16話 | 「私を愛したサカナ」

 
 
場面絵 海辺で貝拾いにいそしんでいるフーム。海洋生物学もフームの趣 味のひとつなのだ。海辺の潮だまりでまばゆいばかりに輝く金色の貝を見つけたフームが手に取った 途端、貝のふたが開いた。貝の内側には古代プププ文字で何か書かれているようだ。
 さっそく家に持ち帰って辞書を 引いたところ、何と書かれていた 文面を読んだフームはビックリ。そこには「フーム様、あなたを一目見て好きになりました」という熱烈なラブレターが書かれていたからだ。だがフームに差出人のカインという名に覚えはない。
  差出人の正体を探ろうと再び海辺へとやってきたフームが声をかけられた主は、なんと、海の中に住むマンボウだった。そうカインの正体はサカナだったのだ。カインは海辺で貝殻採集を行っているフームを見て恋に落ちたと言い、フームに「海で一緒に暮らそう」と大胆に告白する。
 もちろんその気はないフームは「海」と「陸」に住む住環境の違いの壁が厚いことをカインに説こうとするが、一途な想いのカインには無理がわかってもらえない。
 そこで、フームはカインが陸に上がって生活できたら恋人になることを考えてもいいと約束する。
 だがこのフームとカインのやり取りを偶然、目撃した人物がいた。 それはデデデ大王とエスカルゴンの二人だった。デデデ大王はカインに陸で生活できるようにしてやると言い、カインを大きな水槽に入れ、フームの前へとつれてきてしまう。約束を守らなくてはいけなくなってしまったフームはすっかり頭を抱えてしまう…。一方のカインは大喜び。 だが、デデデ大王の親切の裏にはとんでもない条件があったのだ…!

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