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2019年日本民間放送連盟賞のCM部門でCBCテレビの2作品が「優秀」を受賞

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2019年日本民間放送連盟賞CM部門の審査において、CBCテレビが出品した公共キャンペーンスポット「先生・・・500人に1人です」と企業CMスポット「探して!庭文庫」が「優秀」を受賞しました。(5年連続の入賞となります)
表彰は11月6日(水)に開催される「第67回民間放送全国大会」の式典席上で行われます。

■公共キャンペーンスポット「先生・・・500人に1人です」(165秒)
学校の授業中、朗読できずに飛ばされる子はいなかったでしょうか?

すごく簡単な質問なのに黙ってしまう子はいなかったでしょうか?

その子は「場面緘黙(ばめんかんもく)症」だったかもしれません。
「場面緘黙」とは、家では話せるのに、学校など特定の場面や状況で話せなくなる不安障害で、いま悩んでいる人は全国に500人に1人とされています。

本人は「なぜ話せなくなるのか?」と思い悩み、周りからは「おとなしい子」「変わった子」と思われ、やり過ごされます。

しかし専門家は「必ず治せる」と話します。

現在「場面緘黙症」で苦しんでいる高校生と、克服した社会人の声を聞いてもらい、「場面緘黙症」の人たちに寛容な社会になってほしいという思いを込め、CBCテレビ報道部がニュース特集で伝えたことを公共キャンペーン・スポットとして凝縮してお伝えするものです。

特に、学校の先生たちには知って頂きたい現実です。

ナレーション:森本レオ
構成・プロデューサー:大園康志(CBCテレビ)
取材:若尾貴史(CBCテレビ)
撮影:今井貴之(NTP)
音声:齊藤結菜(NTP)
編集:大谷太一(CBCクリエイション)
音効:笠原貴一(東海サウンド)

【講評】
家では話せるのに学校など特定の場面や状況で話せなくなる「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう) 」。全国で500人に1人いるとされている。現在も症状に苦しむ女子高校生と克服した会社員の女性は、「しゃべらない子もいるんだと知ってほしい」「知ってもらうことで差別がなくなる」と言う。体験者の声をしっかりと拾い、「場面緘黙症」の認知度向上に大きく寄与している点が評価された。

■「探して!庭文庫」(広告主:庭文庫 60秒)
岐阜県恵那市笠置町。舞台は山懐に抱かれた築100年以上の2階建ての賃貸の古民家。

昔は養蚕農家が暮らしていた一軒だ。

ここは、去年4月から古書店「庭文庫」(にわぶんこ)として営業をスタート。

販売するのは、地元の人たちを中心に寄贈してもらったおよそ5000冊の古本だ。

主人は、恵那市生まれで東京からUターンしてきた31歳の夫と、那覇市出身の本好きの29歳の妻だ、

「本はただの“物”ではない。持ち主の記憶や思い出といった物語ごと次の人につなげていきたい」と走り出した2人。

眼前には清流・木曽川が流れ、訪れた客は、縁側に座ったり横になったりと、思い思いに本とともに過ごしている。

ここは、単に本を売り買いする空間ではない。

(一度行ってみたい)・・・ご覧いただいた皆さんにそう思って頂けるよう、特に「音」を大事に構成した60秒だ。

ナレーション・構成・プロデューサー:大園康志(CBCテレビ)
撮影:安田耕治(CBCクリエイション)
音声:村上康平(TVSネクスト)
編集:大谷太一(CBCクリエイション)
CG:船越康之(CBCクリエイション)
音効:笠原貴一(東海サウンド)

【講評】
「ぶらりと二人でたどり着きました」。舞台は岐阜県恵那市、山懐に抱かれた古民家で、若い夫婦が古書店を営んでいる。客が「1人しか来ない日がある」と笑う妻。それを受け「燕しか来ない日もある」と夫が言い、夫婦は笑い合う。最後は、「さがしてみてください。庭文庫」のメッセージで終わり、詳細な情報をあえて伝えない。「探した人だけがたどり着ける」特別感が、かえって行ってみたいという気持ちを誘う。

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