株式会社CBCテレビ
番組審議会
第674回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2021年12月10日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
加藤博、上条厚子、島田佳幸、戸苅創、 渡邉好作 |
書面参加 (敬称略) |
伊藤孝紀、勝部陽子、鹿目由紀、竹内秀樹、 宮田昌彦 |
議題 | 1. 番組審議『千原ジュニアのとったモン勝ち ~GOMIときどき笑い~』 2. 年末年始特別編成の説明 |
1. 番組審議
『千原ジュニアのとったモン勝ち ~GOMIときどき笑い~』
放送日時 | 2021年11月6日(土)13:00~14:00 |
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放送エリア | CBCローカル |
スタッフ | プロデューサー 萩原雄太(コンテンツ戦略部) プロデューサー兼ディレクター 大武知広(take-ZERO) |
出演 | MC 千原ジュニア ゲスト 八木真澄(サバンナ)、天竺鼠、 オズワルド、おばたのお兄さん アシスタント 斉藤初音(CBCアナウンサー) |
《番組内容》
MC千原ジュニアのもと、お笑い芸人が“ごみ”も“笑い”も「とったモン勝ち」対決するバラエティ番組。
お笑い芸人が3組に分かれて、ごみ拾いとスポーツが融合した「スポGOMI」で対決します。拾ったごみの量をポイント化して順位を決めるルールです。
スポGOMIは、これまで1100大会以上・延べ11万人以上が参加し、今とても注目されています。
舞台は、愛知県を流れる内津川(春日井市)と、内海海水浴場(南知多町)。お笑い芸人が体を張ってごみを拾います。小さなごみも見逃しません。
スポGOMIに続いては、お笑い芸人の真価が問われる「お笑い勝負」。スポGOMIの順位によって、お笑い勝負の“アドバンテージ”が得られます。
さらにMC千原ジュニアは、中部大学の准教授とSDGsトークを展開します。
世界的に「海洋マイクロプラスチック」が問題視されていることに触れながら、知っておくべき「SDGs」に関する知見を深めます。
《審議委員の主なご意見》
- ゴミが回収されて、エネルギーへと再利用されること。また、それらの活動がSDGsのビジョンに繋がっていることなど、ゴミ拾いを体系的に伝えていた
- 世界中で活発化しているSDGsの取り組みに向けて、視聴者である個人にとっても、商品を提供する企業にとっても、行動を省みるきっかけになったのではないか
- 深刻で暗いイメージがあるゴミ問題を、スポGOMIというスポーツを通して、楽しみながらやわらかく番組をお届けするという発想が良かったと思う
- モノボケでは、芸人の笑いとしてもゴミがリサイクルされていたことがとても良く、番組全体に温かみを感じた
- SDGsが採り上げられる場合、その目標が単体で紹介される印象が強い。今回は、全ての目標が繋がっていて相互関係があると伝えていて良かった
- 川の中に入ってゴミを拾うシーンは、バラエティーとしては面白かったが、子どもが真似したくなる映像。リスクを考えると何らか配慮があると良かったと思う
- スポGOMIをどうせやるなら、本当に競うみたいなスポーツっぽさがあると、もっと面白くなったのではないか
- ごみ問題を扱うなら、春日井市の一日のゴミの量や、そのゴミでどのくらいの固形燃料ができるかなどの紹介があってもよかった
- スポGOMIは、スポーツ型奉仕活動だと思う。今回はお笑い芸人を起用して、奉仕を前面に出さず、子どもたちに向けた番組にしていて、そこにアイデアがあった
- お笑い芸人のおふざけが、実際のスポGOMIのあり方とちょっと離れた部分もあったのではないか。お笑いの要素のバランスを考えてもらうと良いと感じた
- バラエティー要素を含む番組は、全体テイストが画一化される傾向にあるのが気になる。新しい独自のテイストも見つけてほしい
- SDGs 関連番組が増えている。ビジネスでも活用できるような、深掘りした内容にグレードアップしていただけることに期待する
2. 年末年始特別編成の説明
番組編成担当が説明し、了承を得た。