株式会社CBCテレビ
番組審議会
第668回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2021年5月14日(金) ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、 書面開催 |
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出席委員 (敬称略) |
伊藤孝紀、勝部陽子、加藤博、鹿目由紀、 上条厚子、島田佳幸、竹内秀樹、 戸苅創、宮田昌彦、渡邉好作 |
議題 | 1.番組審議 『チャント!』 |
1. 番組審議 「チャント!」
放送日時 | 2021年4月20日(火)放送分 |
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放送エリア | CBCローカル |
スタッフ | 番組プロデューサー 磯部隆(情報制作部) 報道編集長 日角真(報道部) |
出演 |
夏目みな美、柳沢彩美、古川枝里子、山内彩加、大石邦彦、永岡歩(CBCアナウンサー) 桜沢信司、太田絢子(気象予報士) |
《企画意図》
CBCでは、夕方ニュース番組の草分けとして1974年に始まった『CBCニュースワイド』の流れを組み、1999年からは情報番組と一体化した『ユーガッタ!CBC』、その後2006年から『イッポウ』、2019年4月からは『チャント!』を自社制作し、CBCの“フラッグシップ”という位置づけで放送しています。
『チャント!』は、CBCエリア(愛知・岐阜・三重)の視聴者の皆さんの関心事に、しっかりとした取材に基づく確かな情報で“ちゃんと”お応えしながら、地域に寄り添い続ける番組を目指しています。
《番組内容》
『チャント!』は、「ニュースと生活情報を早く、わかりやすく」という、CBC夕方ニュース番組の伝統を引き継ぎ、番組開始3年目を迎え、大幅にリニューアルしました。
ママさんでもある夏目みな美アナウンサーをメインキャスターに起用し、セットやイメージカラーも温かみのあるオレンジを基調に変えました。
平日の夕方、子育て世代の主婦とその家族を中心に幅広い世代の方々に向けて、最新のニュースや身近な生活情報、芸能、エンターテインメント、スポーツ、天気などを、わかりやすく楽しめるように発信することを意識しています。また“with コロナ”の暮らしの中、新型コロナウイルスの情報をどこよりも細かくお伝えしています。
《審議委員の主なご意見》
- 夏目キャスターは、落ち着いた安心感がありとても好感が持てる。オレンジを基調としたスタジオセットも温かい雰囲気で、主婦層に受け入れられるのでは
- ニュース性の高い情報が満載の、質の高い番組。とにかく最新情報にこだわる姿勢にとても好感が持てた
- 気象情報に多くの時間を割いているように感じた。気象情報は地域差が大きく、大変有益だと思う
- コロナ情報は、数値などの色分けが解りやすく丁寧で、番組スタッフの工夫が感じられる。さらに専門家による予防医学的なアドバイスがあれば、説得力が出るのでは
- コロナ禍で遠くに行けないなか紹介されたレストランのコロナ対策が心配になった。視聴者には重要な要素なので、詳しく紹介してほしい
- オレンジ色というテーマカラーを定めて全体を構成している点は、ブランディングにおいて評価できるが、せっかく定めた色彩の使い方に課題が見られる。色彩を整理するとよいと思う
- 度々アナウンサーの顔がワイプで抜かれると、そちらに気が散ってしまい、内容に集中できなくなる。他局でも同じだが、このワイプ抜きは敢えて行わなくてもよいのではないか
- 全般的に、事実の告知にとどまらず、そのことに対して我々はどのようにすればよいか、有効な対処法やヒント等を情報提供してほしいと感じた
- 番組意図にある“ちゃんとお応えしながら”という点を高めていくなら、バランスなどを無視し、「きょうはこの話題に時間を割く」というような内容が増えてもいいのではないか
- “きょうママになりました”のコーナーは温かい気持ちになれる。コロナ禍で出産したママの孤独や不安に寄り添えるような「“きょうママになりました”のその後」なんていうコーナーがあっても面白い
- 大石アナの新しいお役目“アンカー”は、番組が漂流しないよう“錨”の役割を期待されていると思うが、むしろ世間(あるいはお茶の間)の“風”を敏感に感じ取って、いちいち突っ込むような役割をしてもらうのもいいと思う