株式会社CBCテレビ
番組審議会
第663回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2020年11月13日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
沖田厚子、加藤博、島田佳幸、戸苅創、 野口あや子、土方邦裕 |
書面参加 (敬称略) |
勝部陽子、加藤宣明、竹内秀樹 |
欠席委員 (敬称略) |
土屋諭 |
議題 | 1. 番組審議『絶滅料理よ いざ復活! ロストグルメ2』 |
1. 番組審議『絶滅料理よ いざ復活! ロストグルメ2』
放送日時 | 2020年10月4日(日)14:00~15:24 |
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放送エリア | CBC制作TBS系28局ネット |
スタッフ |
プロデューサー 折原詩乃(情報制作部) 岩井富士夫(報道・情報制作局) |
出演 |
要 潤 植野広夫(「dancyu」編集長) 小峠英二(バイきんぐ) 橋下直(銀シャリ) ゆきぽよ 笠原将弘(「賛否両論」オーナー兼シェフ) |
《番組内容》
歴史上の偉人や世界的大スターが愛したグルメ。当時絶品料理であったであろうその一皿も、時代とともに消滅してしまった…そんな「ロストグルメ」が現代に復活!
腕を振るうのは、日本を代表するシェフや大スターの元専属シェフ。当時の記録と記憶をたどり。シェフの意地とプライドで「ロストグルメ」を全力再現!幻の一皿、そのお味は…。
大河ドラマで注目の明智光秀。戦国時代の武士の集まり「汁講(しるこう)」で、食べたもの全員を感動させたというその鍋を“和食のプロ”笠原将弘シェフが再現。当時のルーツを探り、光秀の故郷に向かう…
世界的大スター、マイケル・ジャクソンが来日時に“ドハマリ”したという一皿のハンバーグ。専属シェフが作るそのハンバーグの完成までのエピソードとともに、レシピをテレビ初公開!
「洋食」が家庭に浸透した昭和初期。現代ではありえない当時の“仰天レシピ”を忠実に再現!その味はアリ?ナシ?
《審議委員の主なご意見》
- 絶滅した料理を復活させるという着想・発想がよく、タイトルだけでも興味がわく
- 一流シェフ自身が情報を集めるなど随所に工夫が凝らされていた
- ナレーションの古い言葉づかいや声が、懐かしい雰囲気を醸し出していた
- スタジオセットやゲストなど、キー局に引けを取らないレベルだった
- マイケル・ジャクソンのハンバーグの話では、日本滞在時の裏話を知ることができて興味深い内容だった
- 明治大正昭和にロマンを感じる若い女性は多く、昭和レシピの紹介は興味を引いたのではないか
- 昭和初期の洋食は、メニューが創り出された動機や背景などに迫ることができたらもっとよかった
- 昭和レシピの試食では、それらを食べていた可能性のある年代の人の感想もあればさらに展開が面白くなったのでは
- シェフが再現した光秀の味噌汁は、当時の味覚通りに再現するのか、現代風に美味しいものにアレンジするのか少しブレを感じた
- キャストは全体的に感じがよくて面白かったが、専門家のコメントがもっと欲しかった
- 光秀ゆかりの料理再現にあたり文献などの根拠が示されなかったのは、“知的”エンターテインメントとしてはいささか疑問が残る
- 最後の部分に、カステラゼリーを紹介する短いパートが入っていたのはしっくりこなかった
- 観客の声などの効果音は抑えて、視聴者を煽らずに楽しませる演出をしてほしい
- たとえば小説に出てきたグルメなど、“文豪モノ”も加えると、さらに教養の要素も増えると思う
- 制作スタッフの情報収集力がかなり必要であろうと思うが、第3弾に期待する