番組審議会

第662回CBCテレビ番組審議会

開催日 2020年10月9日(金)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、書面開催
出席委員
(敬称略)
沖田厚子、勝部陽子、加藤宣明、加藤博、
島田佳幸、竹内秀樹、土屋諭、戸苅創、
野口あや子、土方邦裕
議題 1. 番組審議『サンドウィッチマンの どうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ』
2. 番組種別放送時間報告

1. 番組審議『サンドウィッチマンの どうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ』

放送日時 2020年9月13日(日)14:00~15:24
放送エリア CBC制作11局ネット
スタッフ プロデューサー 萩原雄太 斉藤龍昭(情報制作部)
出演 サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)
雨宮萌果 寺田心 山之内すず 44園の動物園飼育員さん

《番組内容》

この番組は、全国の動物園の飼育員さんが大集合し、自慢の動物を熱くプレゼンする“動物園頂上決定戦”です。
北は北海道から南は沖縄まで全国44か所の動物園の飼育員さんをはじめ、園長、広報担当、獣医までがリモートで集結し、動物園の飼育員さんだからこそ知っている、飼育している動物の“個性”にスポットを当てた、熱いプレゼン合戦を繰り広げます。
「振る舞いが人間のような動物部門」「貴重!偶然撮影した動物映像部門」「イケメンライオン部門」「律義な動物部門」「お手がお上手部門」の全5部門で開催。飼育員さんの投票でグランプリを決定します。
飼育員さんは密に接しているからこそ知っている動物のクセや動きをカメラに収めます。さらには飼育員さん自らがリポートをしたり、ナレーションを読んだり、アテレコをしたり。グランプリの賞品には50玉ものスイカや牛骨と野菜の盛り合わせなど、動物たちの大好物を贈呈。全国の飼育員さんたちが動物たちのために大奮闘します。
MCはサンドウィッチマン。キャラの濃い飼育員さんたちを、MCのサンドウィッチマンが優しく楽しくまとめて進行します。動物園の裏側も分かるかもしれない!?子どもから大人まで、ファミリーで楽しめる番組に仕上がりました。

《審議委員の主なご意見》

  • 全国44動物園をリモートでつなぎ、ナレーションや撮影も飼育員にお願いするなど、まさにコロナ禍ゆえに出来た素晴らしい企画。
  • 子どもから色々と質問を受けながら家族揃って見た。番組を通じて会話が弾むような、まさに家族団欒のひとときをもらえる番組だった。
  • 全国には知名度がなくても、魅力的な動物園がたくさんあることを知ることができた。
  • テーマごとに区切ってグランプリを決めるという進行は、メリハリがついていて、映像メインの番組にありがちな冗長さをあまり感じさせずよかった。
  • MCサンドウィッチマンのツッコミやコメントはテンポよく当意即妙でさすが。視聴者も心から和めた。
  • 動物の映像は日常の自然な様子だったが、もしかしたら専門家からすると間違った表現もあるのかも知れないと感じた。
  • 「ほっこり」シーンばかりでやや刺激が足りないと感じた方もいるのでは。多少の刺激や迫力のあるシーンも入れてほしいと感じた。
  • 番組の進行ペースが比較的ゆっくりで、家族で見るには問題ないと思うが、より視聴者の幅を拡げる上では少しテンポを上げてもよかった。
  • 番組連動で、SNSを通して動物写真を投稿してもらう企画などもあれば、盛り上がるのではないか。
  • コロナ禍で苦しむ動物園を応援する企画意図が強く感じられる一方で、飼育員にスポットを当てることで押し付けがましさを感じられず、よかった。
  • 癒しや和み、ほっこりなどの表現は、簡単だが幻滅させられるものが多々あるなか、押し付けがましさがない、上質のほっこりを堪能することができた。
  • 主役の動物のみならず、地方の小さな動物園を懸命にもり立てようとしている人々の姿が、見ていてすがすがしかった。
  • 子どもたちと動物園へ実際に足を運ぶ時に、視点が豊かになり会話の種にもなると思った。
  • 飼育員の裏方の様子が見られ、子どもたちにとっては将来の職業の選択肢としてイメージできたのでは。
  • 風貌も立ち振る舞いも、個性のある飼育員が揃っているように感じられた。次回があるならもっと飼育員にスポットを当てていただきたい。
  • コロナ禍における動物園は、客が“来場しない”コミュニケーションも課題になると思う。その点でも、多くの方に動物園に興味を持っていただけるこの番組の意味は大きかったと感じる。

2. 番組種別放送時間報告

今年4月から9月までの第3週の番組種別放送時間について、編成担当作成書面により前年との比較を交え報告を行った。

Page up