株式会社CBCテレビ
番組審議会
第661回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2020年9月11日(金) ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、書面開催 |
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出席委員 (敬称略) |
沖田厚子、勝部陽子、加藤宣明、加藤博、 島田佳幸、竹内秀樹、土屋諭、戸苅創、 野口あや子、土方邦裕 |
議題 | 1. 番組審議『チャント!1部』 2. 秋の改編説明 |
1. 番組審議『チャント!1部』
放送日時 | 2020年8月14日(金)15:49~19:00 |
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放送エリア | CBCローカル |
スタッフ |
報道編集長 日角 真(報道部) 番組プロデューサー 斉藤龍昭(情報制作部) ※報道部、情報制作部、スポーツ部の3部共同制作 |
出演 |
大石邦彦(メインキャスター) 夏目みな美・南部志穂・小川健太・永岡 歩 桜沢信司・太田絢子(気象キャスター) 近藤サト(コメンテーター 金曜レギュラー) |
《番組内容》
- きょうのラインナップ~トップニュース
- 中継:猛暑の多治見市、お盆休みの刈谷ハイウェイオアシス
- 特集:戦後75年 豊川空襲 最後の語り部
- ニュースマップ 東海地方のきょうの出来事・ニュース
- 特集:戦後75年 “模擬原爆”が愛知に…パンプキン爆弾の真実
- Today’s ランキング 芸能やスポーツからインターネット上の話題まで
- スタジオ解説 学校再開とコロナウイルス感染対策
- 東海地方のお天気 ペットと熱中症
- 金曜論説室 CBC石塚論説委員が解説 蚊と新型コロナ
《審議委員の主なご意見》
■全体を通して
- 全体としてスタジオのセットが明るく、音楽もテンポ良く、大石アナのキャラクターも軽快で、親しみが湧くニュース番組となっている。
- 見ごたえのあるしっかりした情報番組だと感じた。取材は大変だろうと思うが、CBCのフラッグシップとして誇れる番組に仕立てようと努力されている。
- 情報として必要な部分をしっかりと網羅しており、どこの時間帯から視聴しても楽しめる構成に安定感を感じる。
- コメンテーターが近藤サトさん一人、しかもコメントも最小限という点にも好感を持った。あくまで取材したニュースコンテンツが番組の中心だという姿勢のあらわれかと思う。
- 猛暑の中継レポーターのネクタイ姿は、見ているこちらまで息苦しいので、クールビズでお願いしたい。
- キャスターのバックのインテリアがもう少しすっきりした色合い、デザインだと、スタイリッシュな印象が高まると思った。
- あえてネガティブな点を探せば、番組の「そつのなさ」に潜んでいる気がする。生放送らしいライブ感に欠ける面があるとも言える。
- コロナ禍で遠方への外出を自粛する中、ローカル情報番組の重要性は高まっている。今後も地域密着の情報を分かり易く届けてほしい。
- 普段、2時間視聴することが残念ながら不可能に近い。せっかくの情報だけに、ビジネスマン仕様に何かしら凝縮していただけないものかと感じた。
■取り上げたテーマ・各コーナーについて
<新型コロナウイルス関連>
- 「冷房を使わないと危険です」などのテロップや出演者による呼びかけが心強い。番組内のおなじみの人のあたたかな声で言われることはとても効果があるだろうと感じた。
- 番組を通して、ウイルス禍における「新しい生活様式」をどのように反映しているか、気になった。
街頭のアナウンサーがマスクを着用していたり、していなかったりするが、どのようなルールがあるのか、視聴者として少し混乱する。 - 新型コロナウイルスの話になるとなぜか、東京の状況説明に多くの時間が割かれ、その後地元の状況は比較的簡単に終わってしまう。これでは逆ではないかといつも感じる。
<猛暑・熱中症・天気予報>
- 「暑さ」についてはかなり丹念に伝えており、視聴者に見せる工夫が感じられた。気象にかかわるニュースの充実は、視聴者の関心に応えるという意味でも評価できる。
- 猛暑の取材で、かき氷を食べるところをサーモグラフィーの映像で伝えていた。かき氷を頬張ってもなかなか口腔内温度が下がらないことを視聴者に伝えたかったはずだが、レポートのコメントが惜しいと感じた。
<戦後75年企画>
- 戦争について考える子どもたちの姿に、地元の報道局として今後も、この地域にもあった戦争について伝えていってほしいと感じた。
- 「パンプキン爆弾」についての特集は、ほとんど世に知られていない事件という点でも好材料だったが、掘り下げに何か物足りない印象を持ってしまった。
- 歴史的史実がいろいろ明らかになってきている今、新たな史実も示しながら、戦争をしないためにはどうしたら良いかを考えさせるところまで踏み込んで欲しかった。
- 戦争を語り継ぐ難しさについて、今後は「当事者が語り継ぐ」以外の方向性を、是非メディアにも考えてもらいたい。
- 最近の戦争報道は、慰霊行事に触れるニュースだけが主流のように感じるが、このような戦争の事実を伝える企画は、テレビからもっと積極的に発信していってほしい。
- 戦後75年特集のラストから、次コーナーへの切り替わりが余りにも変化が大きすぎて、気持ちがついていけない視聴者も多かったのでは。CMを挟む等の工夫があった方が良かったと感じた。
<その他>
- 「Today’sランキング」では広く世の中の最新の流行り情報を得ることができ、自分のコミュニケーションに役立つ。
- 「金曜論説室」今回は蚊の日にちなんだ話題で、新型コロナと蚊の関係も絡めての大変興味深いお話だった。毎回素晴らしい内容。
- ドラマ「半沢直樹」のコーナーは、重い内容の特集を見た後にほっと息がつけて、頭が切り替えられるという、いい効果があったと感じた。
- 夕方の番組だけあって、主婦をターゲットにしたCMが多いと感じたが、家族が帰宅する時間となる後半にかけて、ターゲットの年齢層の幅を広げているようなのも良いと思った。
2. 秋の改編説明
秋の編成については番組編成担当による作成書面で報告を行った。