株式会社CBCテレビ
番組審議会
第652回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2019年7月12日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
鵜飼裕之、加藤宣明、黒邉雅実、島田佳幸、 清水綾子、土屋諭、戸苅創、野口あや子、 水野明久 |
書面参加 (敬称略) |
土方邦裕 |
議題 | TBSテレビの全国ネット番組及び、テレビ全般についてのご意見・ご要望 |
TBSテレビの全国ネット番組及び、テレビ全般についてのご意見・ご要望
《審議委員の主なご意見》
<TBSテレビの番組について>
- 『集団左遷!!』は、福山雅治さんと香川照之さんのコンビでもっと粘っこい人間ドラマが見たかった
- 『わたし、定時で帰ります。』はタイトルと内容のギャップが良かった
- 『Heaven?~ご苦楽レストラン~』は、演技がすでにデフォルメされているので、効果音が入ったり、合成の背景が動いたりというアニメ的な演出は気が散る
- 『サンデーモーニング』でホルムズ海峡のタンカーへの攻撃を取り上げていたが、ホルムズ海峡に何かあれば日本の市民生活や経済に大きな影響があることをもっと掘り下げてほしかった
- 『がっちりマンデー!!』は、人とは違うアイデアやこだわりの姿勢で商売をする姿に、日本人の創業者精神も感じ、非常に良い
- 『マツコの知らない世界』のマツコさんは、マツコさん自身が「これもやってみたい」、「あれもやってみたい」と、他の出演番組でのように受動的ではないのが面白い
- 『人生イロイロ超会議』で「ハーフなので物事をはっきり主張する」と表現したのは差別的に感じ、また、自活していこうという女性のことを「出戻り」、「離婚ホヤホヤ」という言い方をしていたのは、セカンドレイプ的だった
- 『モニタリング』で、他人の物を壊してだれの責任にするか、ターゲットが人間の弱さを出したことを笑う企画があったが、後味が悪かった
- 『世界ふしぎ発見!』は、CMと番組との一体感があり、テンションを変えずに視聴できる
- 『消えた天才』は、幸せはひとつじゃない、と感じさせる番組
- 日曜劇場は、池井戸潤作品への依存度が高すぎる
<テレビ全般について>
- スマホは情報量に限度があり、画面も小さいので、ニュースメディアとしてのテレビの役割は残る
- タレント等のコメンテーターが個人の感覚で、視聴者を誤った方向へ誘導していないか?
- 専門家でないコメンテーターの的確でないコメントにテレビのチャンネルを変える人もいると聞く
- 若者のテレビ離れや、ながら視聴が増加する中、CMは視聴率だけを基準に出稿していいのかと感じる
- 単に視聴率ではなく、番組制作の独自のこだわりや視点に共感してCMを出稿する時代になる気がする
- 若者がテレビを見ないからといってターゲットから外すと、若者は益々テレビ離れをするという悪循環を起こすと思う
- タイムシフト視聴が増え、連続ドラマを一度に見る、といった想定外の見られ方が主流になると番組の作り方が変わってくるかもしれない
- 週一回は大笑いして心身の健康を保ちたいので、落語や喜劇の番組を増やしてほしい
- シニアを意識した番組にも固定客がつくのでこれからは必要なのではないか
- SNSの映像や画像を番組に使う時は、真偽の確認に注意してほしい
- みんなに納得してもらうのが難しい時代だが、フェアであることは当然だが、純粋に客観的な報道はないので、報道に携わる者は臆せず、小さくまとまってほしくない