ショート一本を直訴の根尾選手に、かつての甲子園のスター 牛島和彦さんが見つめる将来

ショート一本を直訴の根尾選手に、かつての甲子園のスター 牛島和彦さんが見つめる将来

今夏の甲子園100回記念大会で、レジェンド始球式を務めた牛島和彦さん。
浪商(現大体大浪商)時代、「ドカベン」こと故香川伸行捕手とバッテリーを組み、共にホームランも放つ活躍で、3年春準優勝・最後の夏ベスト4など3度も甲子園を沸かせに沸かせました。

始球式後、当時について聞かれ、「我がままでも個人個人が自分の力を出すチームでした」とニッコリ。「今回、始球式の話が出た時、生きていたら香川がキャッチャーかな、もしくは香川が投げて、ボクがキャッチャーかな。」と個性派メンバーを懐かしがっていました。

浪商と大阪桐蔭高は、同じ関西地区でもあり、時代を越え、両校の強さを重ねるファンもいらっしゃったのではないでしょうか。

11月7日に放送したCBCラジオ『ドラ魂KING』で、牛島和彦さんは、降りかかるスーパールーキー根尾選手への重圧について語りました。
「ボクなんかより凄い」と謙遜されながらも、
「これからはドライチ以上のプレッシャーと責任が生まれる。その第一歩として、二刀流ではなく、ショート一本での勝負を決断しましたね。賢い人間に感じます。いろいろな引き出しがあって、いろいろな切り替えができそう。

但し、プロ野球は個人事業主の競争社会。今後は、良かれと思った発言が、完全な誤解を生む可能性もあります。例えば、投手の一軍枠は複数ありますが、野手のレギュラーポジションは、ひとつだけ。特に、注目選手に対する周りからの誤解は、ボクも経験してきました。あまり敵を作らない方がいい。悪気がなくとも、捉えられ方が違うこともある。宮部さんもアナウンサー同士、ありますでしょ。野球界では、もっと。ドラゴンズがどうこうでなく、どのチームでも存在する。あって当然。

それを解決するためには結果を残すこと。それだけです。結果で潰していくしかないんです。」

ドライチの重圧に勝ち切った男だからこそ語れる言葉ですね。

さあ、これからのNEOドラゴンズ!を語りましょう。夏の甲子園を沸かせた球児が、近年、ドラゴンズブルーのユニフォームを着ています。大逆転ドラマの東邦・藤嶋健人、全国制覇投手の小笠原慎之介と清水達也ら。そして、根尾昂。

我々ドラゴンズファンの宝物である若竜たちに与田ドラゴンズを背負っていただきましょう。

【CBCアナウンサー 宮部和裕(みやべ かずひろ)
CBCラジオ「ドラ魂キング」(毎週水曜午後6時放送)ほか、テレビやラジオのスポーツ中継などを担当。山本昌の史上最年長ノーヒットノーラン実況にめぐり合うほど強運で、生粋の元少年ドラゴンズ会員。早大アナウンス研究会仕込みの体当たりリポートが得意。ナゴヤドームお立ち台では、ヒーローより先に自分が泣き、焼肉のグルメリポでは、メインの肉より先に白ご飯を食す。】

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