CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
3月9日(日)第12回CBC生きもの地球学校
「アシカとアザラシを比べてみよう」 at 東山動物園
今年度12回目の講座は3月9日(日)、東山動物園で開催され、32人の親子が参加されました。一見同じように見えるあの哺乳類を取り上げ、今回の講座のテーマは「アシカとアザラシを比べてみよう」です。前半は、アザラシ等が棲息する南極の1年を追ったドキュメンタリー「クリスタル・オーシャン」の上映でした。後半は、アザラシとアシカが展示檻に向かい、その違いを調べる観察会です。答あわせは、講師の加賀谷・渡辺飼育員から。アシカは、流線型の体で、その重たい体も苦にせず四肢で支え岩場も楽に登ります。一方、アザラシは、ずんぐり樽型の体、潜水が得意です。この他にも、棲息環境に適する様々な特徴が紹介されました。そして、餌(魚/ホッケ)やりの体験の時間もあって、参加者に好評でした。最後に、2011年から3年間、楽しみながら生物の多様性を楽しみながら学ぶ場となった「CBC生きもの地球学校」は、今回の講座で最終回となりました。この場をお借りして、ご協力いただいた関係各位に御礼申しあげます。