CBC・東山動植物園・名古屋港水族館は、連携企画として2011年度から13年度まで(東山植物園の参加は12年度から)『生きもの地球学校~東山動植物園・名古屋港水族館で学ぼう』を開催しました。
これは、2010年、名古屋で開催された「生きもの地球会議・COP10」を契機に社会に高まった生物多様性への関心をつないでいこうというものです。各講座では、毎回テーマを決め、飼育や栽培担当者による興味深いお話や、施設のバックヤード見学、それにNPO法人「地球映像ネットワーク」が所蔵する生きものの生態を克明に撮影したドキュメンタリー作品の上映を行いました。
2月22日(土)第11回CBC生きもの地球学校
「樹木の高さを測ろう」 at 東山植物園
2月22日(土)、今年度11回目の『CBC生きもの地球学校』の会場は、東山植物園です。今、植物園には紅葉も花もなく、ちょっぴりさみしい風景が広がっています。そんな時期の講座に、自分の体を定規代わりにして木の高さを測ろうという、ユニークなテーマが取り上げられました。参加者はあらかじめ、自分達の身長や腕、指を広げた時などの長さを測り、園内へ。次のような方法で木の高さの計測に挑戦しました。(1)木の前に立った人の身長の何倍かを見る事で、おおよその木の高さを推定する(2)直角二等辺三角形の紙を立てて持って木を眺め、木の頂点、目の高さ、立ち位置の三点で紙と相似形の大きな直角二等辺三角形を作り、木の高さを割り出す(3)木の幹を両腕で抱えたり、指を広げて一周したりして、木の太さを測る参加者からは、「(実際の木の高さと)誤差があってびっくりした」、「自分の体で測れるのはおもしろかった。学校の木も測ってみます」などの感想が聞かれました。また、今回の講座では、高さ50m以上のアーモンドの木とその周囲で命をつなぐオウム、サル、ヘビ、バッタ、クモなどの生態を南米コスタリカで撮影したオーストリアのドキュメンタリー映像を鑑賞しました。次回は3月9日、アシカとアザラシをテーマに東山動物園で開催します。