番組審議会
第532回中部日本放送番組審議会
| 開催日 | 平成19年9月14日(金) | ||||||||||||
| 出席委員 (敬称略) |
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| 議題 |
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1.テレビ番組審議
ドラマ30「こどもの事情」(13:30〜14:00放送)
放送日時:8月30日(木)31日(金)放送分
| プロデューサー | 大羽秀樹(テレビ制作局制作部) |
| 演出 | 小柳津恵一(テレビ制作局制作部) |
| 出演 | 田中律子、柳沢慎吾、中島宏海、デビット伊東 ほか |
番組概要
格差社会に庶民が喘いでいます。東京のとある区では、公立小中学校に通う子供の二人に一人が、何らかの就学補助を受けているそうです。ところで、公立学校での学習のレベルは、受験レベルに追いつかないといわれています。したがって、学校外教育費(塾や家庭教師)を捻出できない家庭の子供は、上のレベルで学ぶことをあきらめざるをえません。片や、勝ち組の子供は恵まれた教育環境で育ち、次も勝ち組になるためのレールに乗ります。いつまでも勝ち組は勝ち組で、負け組は成り上がるチャンスすら得られないという悪循環が、庶民の「あきらめ」の意識を招き、世の中を退行させているのではないでしょうか。頑張るためのスタートラインに、全ての子供が平等に立つことができなくなった今の世の中のシステムを変えることは容易ではありません。しかし、必死に頑張っている人たちにエールを送ることはドラマでもできるはずです。このドラマは、生き難い今の世の中で、真面目に額に汗して頑張っている大人たち、そして自分たちの力では解決できない様々な問題を抱えながら学校生活を送っている子供たちへの応援歌です。
番組内容
年収の違う2つの家庭を比較しながら、物語は展開します。ヒロインの夫は流行らないラーメン店を経営、妻も清掃員としてパートで働き、もう一方の家庭の夫は敏腕音楽プロデューサーで、豪邸に住み、妻はカルチャーセンターへ通う生活を送っています。ところで、この4人はかつては同じレコード会社の社員で、スタート地点は一緒だったのです。
ヒロインの中学2年の娘は、私立中学を受験したかったのですが、お金がないために公立に通っています。そこに、私立中学に通っていたプロデューサーの娘が、訳ありで転校してきます。2人は親の複雑な事情を乗り越え友情を育んでいきます。この2人と個性豊かなクラスメートの事情を絡めて学園ドラマ部分は展開していきます。そして、ホームドラマとしては、お互いの子供が縁で2組の夫婦が再会し、深く交わり、時として価値観を衝突させ、社会に揉まれながら成長していく姿を描いています。ご覧いただく44話と最終話は、心の絆や思いやりの気持ちの大切さを謳い、不確かな時代における幸せとは何かというドラマとしての結論を表現しています。
ヒロインの中学2年の娘は、私立中学を受験したかったのですが、お金がないために公立に通っています。そこに、私立中学に通っていたプロデューサーの娘が、訳ありで転校してきます。2人は親の複雑な事情を乗り越え友情を育んでいきます。この2人と個性豊かなクラスメートの事情を絡めて学園ドラマ部分は展開していきます。そして、ホームドラマとしては、お互いの子供が縁で2組の夫婦が再会し、深く交わり、時として価値観を衝突させ、社会に揉まれながら成長していく姿を描いています。ご覧いただく44話と最終話は、心の絆や思いやりの気持ちの大切さを謳い、不確かな時代における幸せとは何かというドラマとしての結論を表現しています。
この番組について審議委員の主なご意見
- 大きなテーマなだけに、まとめるのが大変だったのではないか?!
- 柳沢慎吾さんがはまり役だった。負け組みに対するエールという狙いはとてもよく伝わったが、エールだけに終始してしまったのが少しもったいなかった。
- 問題が次から次へと起こり、盛りだくさん過ぎる気がしたが・・・。
- お昼の連続ドラマというさまざまな制約の中で、非常にバランスがよく上手に作られていたと思う。ただ所々、台詞がすこし硬い気がした。
- 45回もの連続ドラマを作るCBCの力を感じた。現在、格差社会の問題は、ドラマ以上にもっと深刻な問題をかかえているはず。そのような深刻な問題を提議することもマスメディアの一つの責任ではないか。
- 企画意図にも書いてあったが、「東京のとある区のお話で、お金がないから公立中学しかいけない」。これは東京の事情かもしれないが、それが全国の事情ではないのではないか。
- ドラマでは、“いただきます”“ご馳走様”といった挨拶が普通に出ていた。子供たちが見る夏休みに放送する番組としてとてもよったのではないか。
- ドラマ設定が、格差社会の象徴としては若干無理があるのではないか。
- 取り上げた格差は、家庭の事情が教育まで影響するということだろうが、テーマが大きすぎて、少し焦点がボケてしまったのではないか。
- 昼のドラマであるが、オープニングに夜空が出てきて少し違和感を感じた。
- 家族皆で見られる番組。