番組審議会
第530回中部日本放送番組審議会
| 開催日 | 平成19年6月8日(金) | ||||||||||||
| 出席委員 (五十音順・敬称略) |
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| 報告 | BPO「放送倫理検証委員会」について | ||||||||||||
| 議題 |
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報告 BPO「放送倫理検証委員会」について
5月、BPOに新しく設立された「放送倫理検証委員会」について、設立の経緯、目的、機能、番組審議会との関わりなどを事務局が説明した。
1.ラジオ番組審議
「おっちゃんがいてくれた〜恕心館・松井弓夫の13年」
(放送:5月21日(月) 21時〜21時40分)
| プロデューサー | 羽雁 彰 ラジオ局放送制作部 |
| 取材・構成 | 山室雅子 ラジオ局放送制作部 |
| ナレーション | 松浦亜弥 タレント |
企画意図
岐阜県八百津町で、築200年の空き農家を借り「恕心館(じょしんかん)」と名付け、長年不登校や引きこもりの子どもたちを預かってきた松井弓夫さん(75歳)。松井さんは元高校教諭。「こどもと接するときは一対一。僕はただこどもの傍らにいるだけ。囲炉裏を囲み、八百津の自然の中で数日過ごすうちに、こどもは自分を見つめ直し、自分自身の力で立ち直っていく」と話す。
親しみを込めて「おっちゃん」とこどもたちから呼ばれる松井さん。番組では、恕心館の最後の日々を追い、「すべてのこどもは力を持っている」という松井さんの思いを伝える。
親しみを込めて「おっちゃん」とこどもたちから呼ばれる松井さん。番組では、恕心館の最後の日々を追い、「すべてのこどもは力を持っている」という松井さんの思いを伝える。
番組内容
松井さんが恕心館を設立したのは、定年退職した後の1994年春。この13年の間に1000人以上のこどもが恕心館を訪れた。
地域も協力した。世帯数46戸の南戸地区はもとより、八百津町の町民らが支援組織を作り、野菜や猪肉などの差し入れ、建物修理などを行い、時には恕心館に来たこどもたちと共に囲炉裏を囲んだ。
この3月末で松井さんは恕心館を閉館した。現在75歳の松井さん、「年をとったのは、僕だけじゃない」。4月からは、羽島市の実家に戻り、妻(72)と暮らす。
八百津の地域住民は、松井さんがまたいつでも遊びに来られるように、恕心館の近くに新しい家を作った。こどもが泊まることもできる。室内にしつらえた真新しい囲炉裏に火が入った。
尚、松井さんと相談し、今回はこどもたちへの配慮から、直接マイクを向けず、彼らから松井さんへの手紙を紹介する形をとっています。
地域も協力した。世帯数46戸の南戸地区はもとより、八百津町の町民らが支援組織を作り、野菜や猪肉などの差し入れ、建物修理などを行い、時には恕心館に来たこどもたちと共に囲炉裏を囲んだ。
この3月末で松井さんは恕心館を閉館した。現在75歳の松井さん、「年をとったのは、僕だけじゃない」。4月からは、羽島市の実家に戻り、妻(72)と暮らす。
八百津の地域住民は、松井さんがまたいつでも遊びに来られるように、恕心館の近くに新しい家を作った。こどもが泊まることもできる。室内にしつらえた真新しい囲炉裏に火が入った。
尚、松井さんと相談し、今回はこどもたちへの配慮から、直接マイクを向けず、彼らから松井さんへの手紙を紹介する形をとっています。
この番組について審議委員の主なご意見
- 恕心館の雰囲気がよく伝わった。だれもが人間として認めてもらいたいと思っているという言葉が胸に響いた。
- 学ぶところが多かった番組。恕心館の名前の説明は、もっと早いところでしてもよかったと思う。
- 13年間で1000人の子どもたちと向かい合ってきた松井さんのすごさを感じるとともに、それを必要とする世の中について考えさせられた。
- 番組では配慮していたようだが、できれば子どもたちの生の声も聞いてみたいと思った。
- 言葉の一つ一つに重み、深さを感じた。松井さんの人生観がよくわかる番組だった。
- こうした活動はやはり家族の支えがないとなかなかむずかしい。できれば、奥さんの声なども入れるとよい。
- 番組の内容を把握するまで少し時間がかかった。ラジオのルポルタージュは、いかに的確に情景を思い浮かばせるかが勝負なので、その辺の工夫をするとよい。
- 簡潔で、むだがなく、言葉の力というものを感じた。ナレーションもさわやかでよかった。
- こうした取り組みは、田舎とそこに住む人たちがいてこそ成り立つ。そうした社会がなくなりつつある現状に寂しさを感じた。
- いろいろ考えさせられ、すばらしい内容だったと思う。それだけに、番宣や再放送など、いかに聞いてもらうかといった工夫も必要だと思う。