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絵がスゴイ!!~ハイクオリティアニメ編~
2Dと3DCGの融合!世界に通用するクオリティ!!
ハイクオリティな絵はコレ!
 
なんでも吸い込む
カービィ!
得意技の
コピー能力!
デデデ大王と対決! 3DCGがスゴイ

アニメ版「星のカービィ」の制作現場はココ!
 
ア・ウン外観 ア・ウン事務所内
作業風景

ここがスゴイ!
アニメ「星のカービィ」は最新の技術を駆使したハイクオリティ作品である。
今のテレビアニメ製作の常識をやぶるこだわりの数々。それは人、モノ、技術、etc。

 
(1)セル画数  近年テレビアニメの1.5倍(CG部分を換算すると2~3倍)。
それゆえ、絵の動きは実になめらかで、画面のクオリティは「映画レベル」以上のものとなり得たのである。

(2)製作技術  2Dと3Dの親和性の高い融合。
「星のカービィ」は、愛くるしい主役のカービィの質感を表現するために、ポリゴン+2D-CG+オーソドックスなセル画というハイブリッド方式で製作する今までにないテイストの作品である。簡単に言うと、通常の平面アニメに3次元のコンピュータグラフィックス融合させ、やわらかさ、ダイナミックさを表現できるようになったということ。ポリゴンで動くカービィの「ポニョポニョ」とした感触は、一度見れば大人でも魅せられてしまうほどのクオリティとなっている。

(3) 製作日数
 
構想2年。1話あたりの製作日数は2~3ヶ月くらい。
実はあまり、ふつうのアニメと変らない(吉川惣司監督談)。それはコンピュータを使うことによって、作業効率が飛躍的に向上したが、実際に手間は2倍かけている事を意味する。実はセルワークのプロセスは実は従来と全く同じで、原画を書いてそれをコンピュータに書き換えるという作業をしている。直接コンピュータに書き込めばいいと思うであろうが、それでは出来ない表現がある。ここがアニメ「星のカービィ」のこだわりの部分でもある。

★なぜこのようなハイクオリティなアニメが実現できたのか。
それは、ゲームソフト開発という環境があり、情報、技術、人材を含めゲーム開発のために培ってきた、いろいろな方法での3次元コンピュータグラフィックス技術を活用できたからである。確かにその技術は、既存の映像向けの3次元コンピュータグラフィックス技術とはまったく異なる部分もあり、まったく新しい技術の壁を乗り越えなければならないという問題点もあった。しかし、近年のテレビアニメーションの製作現場も2Dデジタル化、3Dアニメーション(メカ的表現)の合成などといった技術的進歩もあり、その状況の中でゲーム開発技術との相乗効果が実現したのだ。それでこそ、アニメ「星のカービィ」が今までにないハイクオリティアニメに仕上がったのである。

インタビュー!
 
 
2Dと3DCGの融合 中辻慶治氏
★アニメ「星のカービィ」の
製作のこだわりは?
「今回のアニメ「星のカービィ」は従来のセルアニメーションのスタッフと、3Dのスタッフに分かれているのです。変に、3Dと2Dの間にギャップが生まれるほど、3Dがリアルになりすぎてもいけない。そのバランスにこだわりました。」