第158回(6/14)
ホー!コウすれば迷わない!?方向オンチの謎を徹底解明!
プレゼンター | 深沢邦之 |
私たちは普段道を歩く時、「空間認識」と呼ばれる能力を使って、建物の大きさや形、道幅などを頭の中で立体的に再現し、イメージを作っています。
しかし方向オンチになりやすい人は、この「空間認識」が上手くできないのだそうです。
方向オンチを改善するための3か条
(1) | 曲がり角に特徴的な目印をおく |
人や車を目印にすると動いてしまいます。曲がり角の目印には、特徴的な建物などを見つけましょう。 | |
(2) | 目的地の方向をランドマークで確認 |
目的地の近くにある大きな建物を探しましょう。それを方向の目安にする事で、迷う確率がグンと減ります。 | |
(3) | 道路の形状や行き帰りの風景の違いをチェック |
交差点やT字路は、行きと帰りでは風景がかなり違います。 進行方向と反対側の見え方、両方とも確認しておきましょう。 |
方向感覚のいい人は、周りを意識して記憶に残しています。道に迷わないためには、常に周りの環境を意識する事から始めましょう。
また、地図を手に持っている場合は、進行方向と地図の向きを合わせる事も大切です。そして、地図を見る時は目線の高さに合わせて、水平に見るようにしましょう。
人間が空間認識をする時には、脳の「頭頂葉」と呼ばれる部分が働きます。この頭頂葉を使って素早く反応できる人ほど、方向感覚がすぐれていると言えます。空間認識能力を鍛えれば、方向オンチはさらに改善できるかもしれません。
ナビゲーションニューロン
ナビゲーションニューロンは、脳の頭頂葉にあり、通い慣れた道の風景を、視覚情報と対応して、無意識に道順の指示を出す神経細胞です。
酔っぱらっていて記憶がないのに、家に帰り着いているというのは、このナビゲーションニューロンが指示を出している為なのです。