第107回(6/8)
溜まる前に解消!ストレス1日決算主義のススメ
ゲスト | ヨネスケ |
40歳以上の7割が感染していると言われるピロリ菌。ピロリ菌は慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因となり、さらには胃がんの発生とも関わりがあるのです。
ピロリ菌感染 危険度チェック
(1) | 子供の頃、井戸水を飲んだ事がある。 |
(2) | 子供の頃、川で遊んだことがある。 (ピロリ菌の感染源として報告されているのは水です。 特に5歳位までは抵抗力が低いため、感染しやすいのです。) |
(3) | 兄弟がいる。 (人から感染する可能性が高いので、家族が多いと感染率があがります。) |
(4) | 両親が胃の病気をしたことがある。 |
(5) | 食後によく胸やけ、胃もたれがある。 |
一つの○で、ピロリ菌感染の危険度は20%です。
5つ全て○の場合、感染の可能性はかなり高くなります。
ピロリ菌の活性を抑える食生活
ピロリ菌は胃酸が苦手です。そのため食事をきちんと食べて胃酸を出した状態にして、ピロリ菌が活性しない胃の状態を作る事が基本です。
ドクターおススメ!「適度な胃酸を分泌させる生活術」
ポイント(1) 朝食
朝食抜きは厳禁です。
1日の中でも夕食~朝食は食事を摂らない時間が長く、新たな胃酸もあまり分泌されません。そのため、特に睡眠中はピロリ菌にとって楽園状態なのです。朝食は抜かず、バランスよく胃酸を分泌させることが大切です。
ポイント(2) メニュー
タンパク質食品を摂取しましょう。
タンパク質に含まれるアミノ酸が、胃の壁細胞を刺激し、質の良い胃酸の分泌を促進します。消化機能の弱まっている朝は、消化によいみそ汁やコーンスープがおススメです。
ポイント(3) そしゃく
胃酸の分泌にとって、そしゃくはとても大切です。よく噛んで食べましょう。
動物性タンパク質が豊富な食品
・かつお節・鶏のささみ・プロセスチーズ・しらす干し
・豚レバー
物性タンパク質が豊富な食品
・きな粉・大豆・小麦胚芽・あずき・ゴマ
このような食事でピロリ菌を撃退できるわけではありませんが、胃酸を分泌させて、ピロリ菌を活性化させないことが大切です。食生活の工夫で胃の健康を守りましょう。