第93回(2/24)
お悩み解消!2008年版 肩こり撃退マニュアル
ゲスト | 本村健太郎 |
肩こりはカラダの硬さと密接な関係があります。肩こり克服には、肩甲骨まわりの筋肉と首のまわりの筋肉の柔軟性を高めることが大切です。
肩の筋肉の柔軟性チェック
・ | 僧帽筋の柔軟性チェック法 首を肩の方に傾け、そのまま耳を前に出し、耳たぶから肩までの距離を計測します。左右とも10cm以内が柔軟性のある筋肉の目安です。 |
・ | 肩甲挙筋の柔軟性チェック法 首を傾けた状態で鼻を肩の方に回し、鼻先から肩までの距離を計測します。左右とも10cm以内が柔軟性のある筋肉の目安です。 |
肩こりにつながる筋肉硬化の要因
その1 猫背
筋力の弱い女性に多く、肩の筋肉が緊張し血行不良になります。
その2 パソコン
長時間作業することで姿勢が崩れ、肩こりの原因になります。
また最近、より大きな問題となっているのが「マウス症候群」。
長時間マウスをこまめに動かしていると、腕の重さを肩で支えるため、肩まわりの筋肉に負担がかかります。肘掛けや手首置きなどを使って、腕の負担を軽くしましょう。
その3 ハイヒール
ハイヒールを履くとカラダの重心が前のめりになり、バランスを整えるために骨盤が傾いて腰が反ります。そのため上半身の筋肉がこわばり猫背になってしまいます。
ドクターおすすめ!肩こり改善の体操
「 | ネコのポーズ体操」 正座してお腹にクッションを挟みます。 手のひらを上に向け、腰をまっすぐ伸ばし、手を前に移動します。そこで5秒間同じ姿勢をキープ。 これを10回繰り返します。 |
「 | 肩近づけ体操」 腕を斜め45度に伸ばしながら、耳と鼻を肩に近づけそれぞれ5秒間キープします。左右両方合わせて、5回繰り返しましょう。 |
「 | カラダ反らし体操」 体育座りをして壁に寄りかかり、両手を頭の後ろに組みます。アゴを引いたまま上体を反らし、5秒間キープします。 これを10回繰り返します。 |
これらの体操を1日2回継続して行えば、肩こり改善が期待できます。
肩こりを予防・改善する睡眠環境改善法
ポイント(1) 敷布団の硬さ
敷布団の適度な硬さの目安は、腰の下に敷いた手ぬぐいが、力を入れずに引き抜ける程度です。柔らかすぎる時は腰の辺りにバスタオルを敷き、両端を引っ張って敷布団に折り込みます。硬すぎる場合、毛足の短い毛布などを敷いて適度な硬さに調節しましょう。
ポイント(2) 枕の高さ
適度な高さは、後頭部に自分の握りこぶし一つ置いた程度です。寝た時に少しアゴが引ける状態が目安です。横になった時は、頸椎がまっすぐになる高さがポイントです。