第81回(11/25)
知って安心!血圧コントロールで健康生活
ゲスト | 原田大二郎 |
血圧とは、心臓の鼓動により送り出された血液が、動脈にかける圧力の事。心臓が縮んだときの圧を「最高血圧」、心臓が膨らんだ時の圧を「最低血圧」といいます。最高血圧140以上、最低血圧90以上で高血圧と診断されます。
しかし血圧は生活環境で変化しやすいため、一度の検査で問題がないからといって決して安心はできません。日常生活の中でも、血圧は刻々と変化しているのです。
最近はストレスが原因の「職場高血圧」や、朝だけ異常に血圧が高い「早朝高血圧」なども問題になっています。
日常生活の中で注意が必要な行為
・ | 継続的に力を入れるとき。 筋肉が緊張する運動は血圧が上がりやすくなります。重いものを持つ、支えるといった息を止めるような動作には注意が必要です。 |
・ | 入浴時のお湯の温度 熱いお湯での入浴は血圧が急激に上がる事が問題だと思われがちですが、実はその後、血圧が急に下がることで脳貧血などの危険もはらんでいるのです。血圧の急な変動による危険を減らすには、ぬるめのお湯で半身浴がおすすめです。 |
・ | 入浴の時間帯 起床して一時間ぐらいは非常に血圧が上がりやすくなります。朝の入浴や、冷たい水で顔を洗うといった行為はあまりおすすめできません。 |
また、血圧は姿勢によっても大きく変動します。高血圧の方は姿勢を変えるとき、ゆっくりと動くことが大切です。
血圧は毎日朝晩2回測り、しっかりと体調管理しましょう。
高血圧予防「血液循環体操」!
(1) | イスに腰掛け、両手を上下に振りながら足踏み運動をし、足裏全体を刺激します。 |
(2) | 次第に動作を早め小刻みな運動にします。 このとき呼吸を止めない事がポイントです。 |
(3) | 同様に足裏の外側、内側でも足踏み。さらにつま先、かかとでも足踏みしましょう。 それぞれ30秒、毎日3セットが目安ですが、無理せず自分のペースで行いましょう。 |
※血圧が極めて高い方は医師に相談の上行ってください。
手や足先など身体の抹消部分を刺激すると、毛細血管が開き抹消部の血流がアップします。高血圧予防の他、冷え予防、代謝改善などの効果も期待できます。また全身の筋肉が使われると、新たに毛細血管が生まれ血圧が高くなくても血流がよくなるため、低血圧の方にもおススメの体操です。