あらすじ

 
 
第8週 5月23日(月)〜5月27日(金)
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 5月23日(月)
 富士子(芳本美代子)は自分の部屋で、酔った順平(尾崎右宗)に抱きつかれているのを尾崎(井田國彦)に見られ、動揺する。
 翌日、富士子は子連れの夫婦客・長山(相良真)を担当するが、彼らの仲は冷え切っていた。そんな中、富士子は彼らの子・圭太(鳥居蒼)が崖から落ちそうになっているのを命がけで助ける。富士子は夫婦が心中を考えていたと聞き、お子さんのためにも何とか頑張ってほしいと必死で励ます。後にこのことが園枝(佐々木すみ江)の耳に入り、富士子は褒められるのだった。
 一方、泉(島田珠代)も、普段からお客に誠意ある対応をしていたことが認められ喜ぶ。
 そんな折、富士子は尾崎に君が好きだから順平とよりを戻さないでほしいと言われる。
 
 5月24日(火)
 美恵(石橋奈美)は尾崎を富士子にとられると思い逆上、包丁を手にする。尾崎が美恵を取押え事なきをえたが、富士子は美恵に同情し、尾崎に「私と一緒になろうなんて言わないで」と言う。
 そんな中、富士子は根本(デビット伊東)の娘に帽子を贈り喜ばせる。
 ある夜、富士子とゆり(中山心)が部屋を空けている間にゆりの本が何者かに切り裂かれていた。富士子たちは怖くなる。
 一方、杏子(稲田奈緒)は客の紛失物を懸命に探したことでその客から感謝される。その客は有名雑誌社の社長で、月花旅館の記事を掲載することになり、杏子は大喜びだ。
 その後、新メニューの料理を尾崎と松田(武野功雄)、富士子が競うが、尾崎と富士子のものが選ばれる。富士子と尾崎が接近していると考えた美恵は…。
 
 5月25日(水)
 富士子が一人で湯船につかっていると怪しい三人組の男に取り囲まれる。根本が撃退し富士子は危機を逃れたが、尾崎はこれは美恵の仕業ではと疑う。
 そんな中、雑誌社が月花旅館に取材に来た。杏子が大きく取り上げられ泉は悔しくなる。
 一方、美恵は富士子と尾崎が一緒に料理を作るのが気に入らず、川辺にいるゆり(中山心)を川に突き落とそうとする。しかし富士子に見つかりひっぱたかれる。美恵は尾崎に「昔の優しいお前はどこにいった?」と言われ、涙する。
 そして、泉は女将への道が自分から遠のいていくのを感じ嘆いていた。それを知った富士子は泉に花を持たせようとする。宿賃を払わず逃げようとした男を泉に捕まえさせたのだ。あやめ(五十嵐めぐみ)に褒められた泉は富士子に感謝する。
 そんな中、美恵は、倒れてくる材木から体を張ってゆりを守る。
 
 5月26日(木)
 順平がゆりを車で連れて行ってしまい富士子は大ショック。ふさぎこんだ富士子を見て尾崎は順平の所へ行って頼み、ゆりを連れかえす。富士子は涙を浮かべ尾崎に感謝する。
 そんな中、富士子と尾崎の新メニューが園枝に褒められる。
 その後尾崎はあやめに能登の旅館の板長にならないかという話をもちかけられるが、断る。富士子といたいという気持ちが強いからだ。
 一方、順平は東京に戻ってカメラ店で働くことになった。そんな中、大山(岩川均)という客が自分のスーツから十万円が無くなったと騒ぎ、彼の部屋に入った富士子と美恵が疑われる。二人共やっていないと否定したため園枝が警察に電話しようとするが、突然富士子が「お金を盗ったのは私。責任をとってやめる」と言いだす。
 その後、園枝が「伊豆の女将になる人を発表する」と仲居たちを招集する。
 
 5月27日(金)
 大山の金は車の中にあった。大山の勘違いだったのだ。富士子が美恵をかばったのは誰の目にも明らかだった。そのことは園枝に深い感銘を与える。そして、伊豆の女将に決定したのは…富士子だった。他の仲居たちはがっかりしやる気を無くしてしまう。富士子はあやめに誰か他の人を女将にして貰えないかと頼むが聞き入れられない。
 そして何日か後のこと。朝早く富士子はゆりを連れて、野田(宮川一朗太)が箱根にオープンした旅館で働かせて貰おうと出てゆく。それを知った仲居たちは自分たちの態度を反省し、駅まで富士子を追いかけ、彼女に謝って連れ戻す。泉、杏子、琴絵(占部房子)、そして美恵までも…。富士子の目から、嬉し涙がこぼれる。
 ふたたび働き始めた富士子。富士子は心から、尾崎に「伊豆に来てくれるのを待っています」と微笑むのだった…。