あらすじ
第九週
9月26日(月)~9月30日(金)
 
 
 9月26日(月)
 
 かおり(大河内奈々子)は光一郎(山下規介)にプロポーズされるが断る。
 一方、大地(内藤惟人)から「叔母のところにいづらい」と聞いた花(加地千尋)は大地を家に呼ぶ。仲良さそうな二人を見て良平(土屋シオン)は力を落とす。大地はそんな良平に気を遣いアパートに帰るのだった。
 そんな中、祐太(高木優希)は「家出したい」という亜樹(荒井萌)を自分の部屋にかくまう。亜樹の親たちが探しているのを知り光一郎も心配するが、亜樹が祐太の部屋にいるのを見つけビックリ。光一郎は祐太を叱る。その後、テストの成績が悪いにも関わらず亜樹と遊んでばかりいる祐太を光一郎は叱るが「うるさいんだッ」と言われ、祐太をひっぱたいてしまう。
 9月27日(火)
 
 光一郎に叩かれた祐太は家を飛び出し皆心配する。祐太が大地の家にいると知った花は迎えに行くが、3人はそこで焼き肉をして楽しむ。そして光一郎はかおりにふられたことで祐太にやつ当たりしたことを反省する。
 一方、学校でかおりは、菊江(大島蓉子)が保護者から土産を貰い代わりにその生徒の遅刻を見過ごすと言ったことを知り、菊江を非難する。さらにかおりは、西川(田口計)が私学の教師から試験問題を聞きだそうとしていることを知り石野(国広富之)に報告、西川は厳しく叱られるハメに。
 そして由里(一岐美憂)と良平は、花と大地が一緒に焼き肉を楽しんだことを知りショックを受けるが、由里は花に負けまいと闘志を燃やす。
 そんなある晩、かおりは光一郎と酒を飲んだ帰り、酔って偶然ラブホテルの前を通りかかるが…。
 9月28日(水)
 
 朝、かおりが登校すると、職員室が大騒ぎになっていた。そこでかおりは光一郎とラブホテルの入口にいる写真を見せつけられる。かおりに裏口入学の件を糾弾された西川が、仕返しに撮影したらしい。しかしかおりはホテルには入っていないときっぱり否定する。
 一方、未来(内海つかさ)は菊江のイビリに対抗するため、花と浴衣姿で登校する。その後、未来はホームスクーリングを始めるとかおりに告げ、家に帰ってしまう。
 そんな中かおりは北村(山中新)に結婚してアフリカのナイロビに一緒に行ってくれないかと言われ心を揺らす。
 学校でのこと。花は健(長村航希)たちからイジメられているリナ(奥村夏未)をかばおうとするが逆恨みされ、トイレに入っているところを頭から洗剤をかぶせられる。粉まみれで苦しそうな花の様子を見て、大地はゴミ箱を振り上げて健たちに怒りを爆発させる。
 9月29日(木)
 
 花が健たちに洗剤をかけられ大地が激昂したのを見て良平は大地にはかなわないと自信喪失。しかし由里は花に負けじと大地を彼の誕生日に遊びに誘う。
 そんな中、祐太は亜樹が引っ越してしまうことに悲しみ「結婚する」と言い出した。花と良平は形だけの結婚式を挙げてやる。
 ある日良平は、不良たちが花を狙っているのを知り「自分が身代わりになる」と言ってひどく殴られる。そんな良平にあきれながらも、感謝する花。良平は大地の前で「俺、花がすげえ好きだ」ときっぱり宣言する。
 一方、かおりは、リナ(奥村夏未)が健、卓(石原英秀)、俊介(伊藤太一)にイジメられ死にたいとまで思いつめているのを知る。かおりはその現場をおさえ健たちを謝らせようとするが、きかない。かおりは「イジメなんかするんじゃない!」と涙をためて3人をひっぱたく。
 9月30日(金)
 
 かおりは健たちを叩いたことで母親たちに教育委員会に訴えられる。かおりは委員会から子どもと母親たちに謝るよう言われるが、かおりにその気はない。石野校長はかおりを応援するが、かおりはこのことで石野の立場が悪くなるのではと心配する。
 かおりは結局教師をやめる決意をした。かおりが名残惜しそうに授業後の教室を眺めていると、健たちが来てイジメのことを謝る。彼らは生徒たちに「大月先生がやめたらお前らのせいだ」と責められ反省したのだ。廊下で、5年3組の生徒たちに「先生、やめないで!」と取り囲まれ、目頭を熱くするかおり。かおりは北村との結婚を諦め、教師を続けることにする。
 一方、大地は静岡に帰ることになった。これまで自分の恋心を素直に出せなかった花だが、自分への思いを綴った大地の置手紙を読み、大地の家に向かって走り出す…。