株式会社CBCテレビ
番組審議会
第632回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2017年7月14日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
河本二郎、島田佳幸、巣山芳樹、戸苅創、濱田典保、 吉川トリコ、村瀬幸雄 |
書面参加 | 嶋尾正 |
欠席委員 | 北川尚子、鈴木康弘 |
議題 | 1. TBSテレビの全国ネット番組及び、テレビ全般に ついてのご意見・ご要望 |
1. TBSテレビの全国ネット番組及び、テレビ全般についての
ご意見・ご要望
《審議委員の主なご意見》
<TBSテレビの番組について>
- 最近のTBSドラマは、良い脚本、良い役者、良い監督やスタッフによって作られ、『ドラマのTBS』復活に向かっているのでは
- 身近な人たちに尋ねてみても「マツコの知らない世界」など、バラエティ番組にひねった新しい切り口のものが多いと好意的な評価が多かった
- 「サンデーモーニング」の都議選の結果分析で、『政治の劣化』という言葉が印象に残ったが、行政や司法の分野でも同様の劣化が進んでいないかなど、もっと深い分析もほしかった
- 「好きか嫌いか言う時間」は論客といわれる人たちが古い倫理観や道徳観を振りかざして説教しているようで、それを社会からの抑圧と感じる若者もいると思う
- 「新・情報7daysニュースキャスター」は1週間の出来事を振り返るのによくできた番組、安心してみていられる
- TBSテレビの番組には主観的な主張が入るものがあり、ネットで騒がれている
- 「世界遺産」、「世界ふしぎ発見!」は島国に住む我々に世界の文化を知らしめる狙いがあると思うが、ボーダーレスの時代の今も他の国のことはまだまだ知らないことも多いので今後もこの種の番組に力を入れてほしい。文化の紹介をすることで戦争も減るんじゃないかとも思う
- 「小さな巨人」はストーリーに深みが足りなかったと思う
- 「あさチャン」を毎朝みているが、夏目三久さんの声のトーンと笑顔は朝の時間にとてもよく合っている
<テレビ全般について>
- 番組や映画のPRで出演者が各番組をまわるということがあるが、あまり頻繁にあると少し飽きてくる
- 編成上、地上波テレビは家族団らん、BSは音のいいコンサートや旅番組、ケーブルテレビは趣味の世界といった使い分けをするのがいいのではないか
- 検索力や単純に面白いという点ではインターネットには勝てないが、信頼性、取材力、構成力、深掘りなどテレビならではのものをフルに発揮すべき
- 速報性や多くの情報を集めるという意味ではSNSという手段もいいが、テレビは大衆を啓蒙する役割を持っているので高い見識で深く掘り下げた番組を作ってほしい
- SNSやユーチューブなどのライバルが登場する中でテレビの人たちが知恵を絞っているので、テレビは以前より面白くなっていると感じる
- 世界同時に同じものをみるシステムが成り立ってしまったので、今後テレビは地方性を高めていったほうがいいのではないか
- 今の日本は、核家族が増え祖父祖母が育児に加わらないなど家庭環境が変化したことで、産後うつが激増し、虐待が増えるなど世界的に特異な状況になっている。『家庭はかくあるべし』というドラマや報道番組を増やしていったらどうか