中日クラウンズの歴史

4年ぶり観客数無制限の大会
岩田が2度目の優勝

2023
第63回大会
岩田寛
岩田寛
Hiroshi Iwata

大会概要

主催 CBCテレビ 中日新聞社
主管 日本ゴルフツアー機構
協賛 トヨタ自動車株式会社
後援 名古屋ゴルフ倶楽部 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフ協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市
協力 CBCラジオ
賞金総額 ¥110,000,000
優勝賞金 ¥22,000,000
トヨタ賞〔優勝副賞〕 クラウン CROSSOVER G“Advanced・Leather Package”
特別賞 ホールインワン クラウン CROSSOVER G“Advanced・Leather Package”(13H・17H)
朝日インテック 最多バーディ賞 ¥1,000,000
ミック ヤングジェネレーション賞 ¥1,000,000
期日 4月27日~4月30日
カット 3オーバー54Tまでのプロ60名とアマ1名 計61名
出場者数 105名(アマ5名)

大会スコア

1位 岩田 寛 67-67-66-65=265 ¥22,000,000-
2位 星野 陸也 67-66-66-69=268 ¥11,000,000-
3位 蟬川 泰果 70-66-67-66=269 ¥7,480,000-
4位 石川 遼 69-69-67-65=270 ¥5,280,000-
5位 堀川 未来夢 66-68-69-69=272 ¥4,400,000-
6位 大槻 智春 72-66-69-66=273 ¥3,648,333-
6位 今平 周吾 71-68-66-68=273 ¥3,648,333-
6位 服部 雅也 67-67-70-69=273 ¥3,648,333-
9位 杉原 大河 71-71-66-66=274 ¥2,772,000-
9位 吉田 泰基 65-72-70-67=274 ¥2,772,000-
9位 J・クルーガー 71-67-68-68=274 ¥2,772,000-
9位 阿久津 未来也 67-69-69-69=274 ¥2,772,000-
13位 出水田 大二郎 70-69-72-65=276 ¥1,749,000-
13位 小林 伸太郎 71-68-72-65=276 ¥1,749,000-
13位 上井 邦浩 70-72-67-67=276 ¥1,749,000-
13位 谷原 秀人 69-70-69-68=276 ¥1,749,000-
13位 金谷 拓実 66-72-69-69=276 ¥1,749,000-
13位 桂川 有人 73-69-64-70=276 ¥1,749,000-
13位 金田 直之 65-69-71-71=276 ¥1,749,000-
13位 香妻 陣一朗 70-66-69-71=276 ¥1,749,000-
  • ベストアマ 長谷川 貴優 290 60位

4月27日(木) 1R

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“高倍率”の予選会を突破した金田直之

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13番でホールインワンの田中裕基

悪天候による進行遅れに対応するため、予選ラウンドはアウト・インからのツーウェイスタート方式が採用されたが今年は予選2日間とも晴天に恵まれた。むしろ速さを増したグリーンに苦戦する選手が多く、初日のアンダーパーは27人にとどまった。
 主催者推薦出場の金田直之が65をマークして今季初シードの吉田泰基とともに首位に浮上。金田は3月に117名が参加した予選会「To THE CROWNS富士可児大会」で狭き門を突破して出場権を獲得しており、その勢いを本大会でも発揮した。
 1打差の3位タイに堀川未来夢と金谷拓実。13番ホールでは田中裕基がホールインワンを達成。5番アイアンで放たれた1打は本人にとって「生まれて初めて」のエースとなった。

4月28日(金) 2R

2R

通算-7でトップに立った星野

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初めてのツアーで大活躍の服部

 星野陸也が6バーディ2ボギーの66でまわり通算7アンダーで単独トップに立った。1打差の2位にはともに3月の予選会から勝ち上がった服部雅也と金田直之。服部にとってはアマ時代を含めても初めてのレギュラーツアーであったが、初日から2日連続の67をマークして堂々のトップ争いに「自分でもびっくり」とコメントした。岩田寛・堀川未来夢も首位と1打差の2位タイ。
 アマチュアで決勝ラウンドに進出できたのは長谷川貴優ただ一人で、ナショナルチームで活躍中の杉浦悠太と岡田晃平はともに予選落ちとなった。ベテラン勢では53歳の藤田寛之が2日とも70のイーブンで決勝ラウンドへ進出した。

4月29日(土) 3R

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3位に浮上した蟬川

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ホールインワンを達成した石川遼

1・2番をバーディでスタートした石川遼が4番でホールインワンを達成。昨年もこの決勝第1日に7番でホールインワンを達成しており、2年連続の快挙となった。一気に上位に肉薄した石川はショットが冴えてその後も再三バーディチャンスを作るが、パットが決まり切らず後半はイーブンで67。
 単独トップで出た星野陸也が5バーディ1ボギーの66と順調にスコアを伸ばし首位を堅持。岩田寛は1・2番でバーディがとれず3番でダブルボギーと厳しい滑り出しだったが後半5つのバーディを奪って見事に巻き返しトップと1打差。さらに3打差の3位に蟬川泰果と堀川未来夢が並び、混戦のまま最終日を迎えることとなった。

4月30日(日) FR

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圧巻の強さで大会2勝目

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インタビュアー(左)は石井亮次アナウンサー

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長谷川貴優(左)が通算+10でベストアマチュアに輝く

前日の組合せ発表の段階から大雨の可能性を考慮して第1組8:30のツーウェイスタートが決まった。
 最終組の2組前からスタートした石川遼が前日に続いて序盤からギャラリーを魅了する。1番はティーショットをドライバーで花道まで運んで寄せワンでバーディ。2番では2オン1パットのイーグルと一気にスコアを3つ縮めたが4番はボギー。トップを捉えるには至らなかった。
 一方最終組で優勝を争う岩田寛と星野陸也は出だしから明暗が分かれた。1・2番で岩田が連続バーディを奪って逆転。その後も5・8番でバーディの岩田に対し星野は前半パープレー。岩田は11・12番も連続バーディで独走態勢を築きこの日6バーディ1ボギーと圧倒的な強さを見せつけツアー通算5勝目。クラウンズでは2年ぶり2度目の優勝を果たした。星野は3打差の2位。大会初出場の蟬川泰果が序盤の4連続バーディなどで見せ場を作り3位。
 再三にわたりギャラリーを沸かせるスーパープレイを見せた石川遼は65をマークして4位。初めてのレギュラーツアー参戦となった服部雅也が通算7アンダーの6位タイと健闘し、次節のレギュラーツアーと来年の中日クラウンズの出場権を確保した。

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