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特集
12/07/2005
01 テラスを暮らしに取り入れて

N邸ができる前の敷地の様子です。こんな雑木林でした。

そして現在。建築家の宇野友明さんは、もともと生えていたコナラとクロガネモチの木が、玄関に至るブリッジの両側にくるようにプランニングしました。

地階、1階は鉄筋コンクリートで、2階の屋根を鉄骨が支えています。鉄骨がそのまま外観のデザインになっているので、鉄骨屋さんにとっては精度が要求される実にたいへんな仕事だったそうです。またシャープな外観とするため、雨樋を見せない工夫がされています。屋根に降った雨は中央に集められ、室内の物入れの中の配管を通って排出されるのです。(写真左:撮影アクエリアス山下)

ブリッジを渡って、家の中へ。スチールの手摺は宇野さんのデザインです。繊細で美しいですね。

門扉も同じく、スチール製のオリジナル。扉がくる〜んと回ります。軽くて優雅な動き。

床材は大理石。テラスもリビングも浴室も同じ素材ですが、表面の磨き方が違います。写真は、宇野さんが検討するために作ってもらったサンプル。右から左へ行くほど、磨き方が細かくなっています。左端は光沢が強いということで不採用、ブリッジは雨で滑らないように右から2番目に、浴室は少し白っぽい右端の荒削りのものにしました。

2階部分は、周囲をテラスが巡っています。
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2階平面図

グルリと、こんな感じ。

床の大理石は「ねむり目地」といって、目地のない貼り方。とても技術のいる仕事です。

天井まであるスチールのサッシもオリジナル。宇野さんが原寸の施工図を描き、職人さんと打ち合わせをしながら作ったもの。ミリ単位の精度でコンクリートの躯体に納まっています。

そして、ここが玄関。2階部分は壁面=ガラスなので、玄関も特別扱いしないで同様に。「いろんなところから出入りしているみたいですけれどね。」と、宇野さん。気軽にすぐ外に出られる「仕掛け」とでも言いましょうか。それは一見何気ないことだけれど、毎日の暮らし方に大きく関わってくる、素敵な仕掛けだと思います。


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