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リヨン国立管弦楽団の準・メルクル、ニューヨーク・フィルの音楽監督に就任するアラン・ギルバート、ヨーロッパとアメリカで活躍するデリック井上、若手ではフィラデルフィアのシズオ・S・クワハラなどたくさんの日系指揮者が活躍する中でも、ひときわ注目度の高いケント・ナガノの人気と実力を改めて実感した今回のコンサートでした。
フランスとドイツのオーケストラでシェフを務めた経歴、そしてコンサートとオペラ(現在バイエルン州立歌劇場の音楽監督)の両面で活躍するケント・ナガノとコンビを組んだばかりのモントリオール響との、いわば名刺代わりのプログラムはユニークで興味深いものでした。18型というステージに乗り切らないほどの編成で来日したオーケストラも持ち前の軽味のある色彩感豊かな音色で指揮者の要求に応え、盛大な拍手をおくられていました。
たっぷりのプログラムの後、さらに「さくらさくら」、ビゼーの「アルルの女」からファランドールの2曲がアンコールされ、大満足のコンサートとなりました。
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現代きっての人気指揮者ケント・ナガノはバイエルン州立歌劇場の音楽総監督はじめベルリンフィルやウィーンフィルの客演指揮者として目覚しい活躍を遂げている。そのケント・ナガノが2006年に音楽監督に就任したモントリオール交響楽団は、かつてシャルル・デュトワによって築き上げられた豪華な色彩感と透明で柔軟なサウンドを誇るオーケストラ。この「フランス以上にフランス的なオーケストラ」と常に斬新、独創的な音楽づくりを身上とするケント・ナガノがどんな音楽体験をもたらしてくれるのか期待が高まる。両者ならではの意欲的プログラムも魅力。 |
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指揮 |
ケント・ナガノ |
管弦楽 |
モントリオール交響楽団 |
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プログラム |
ベルリオーズ:幻想交響曲
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より“前奏曲と愛の死”
ラヴェル:ボレロ |
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公演日 |
2008年4月12日(土)
【開場】16:30 【開演】17:00 |
会場 |
愛知県芸術劇場コンサートホール |
料金 |
S\18,000 A\15,000 B\12,000 C売切 D売切 |
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